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労福協 活動レポート

2009年6月22日北海道労福協の活動

福祉はひとつ!労福協ビジョンの確立で運動の強化を!

第47回定期総会終了

北海道労福協「第47回定期総会」を6月10日(水)午後1時20分より「ホテルポールスター札幌」で、全道から76名の出席を得て開催しました。

開会にあたり、渡部理事長から次のような挨拶がありました。

1. 2007年度後半から北海道における労福協運動の「持続可能性」に関する検討
が行われている。(1)「組織体制」(2)「運動領域」(3)「財政」の課題である。
当面する役職員規定の見直し、ライフサポートセンターの先行設置の課題については結論を得た。より根本的な検討課題として「2010北海道労福協ビジョン」を位置づけ、明年には結論を得たいと考えている。

2. 全国的に見ても北海道の労福協運動は進んでいるとは考えるが、その北海道においても今後の勤労者が、そして労働運動が置かれるであろう厳しい道程の中で、 組織・人材・運動領域・資金などの全ての資源の窮乏に直面するのではないかという懸念を持つ方は少なくないと思う。

3. 力が残されている時こそ、新たな飛躍・発展にチャレンジすべきであると考える。連合運動が今まで以上に力を発揮する。そのためにも表裏をなす労福協運動が より活動領域の拡大と具体的成果を得る運動体を目指す義務があり、そのために今為さなければならないことは何か? ブロックレベルにおいても本音の論議を いただくようお願いする。

4. 危機の時こそ「新たなパラダイムに転ずる好機」として位置付ける勇気が必要である。既得権益にこだわるだけでは未来は開けない。希望に燃えて社会に旅立と うとする若い人々から「現在はおろか未来をも奪うような状況」から一刻も早く抜け出るためにも、国民としての責任を果たさなければならない。             我々は行動の時を迎えているという事を、お互いの胸の中に深く刻み、ピータードラッガーの言う意味とは異なるが「歴史の峠を越える」場面を創 り出していこうではありませんか。

その後、「2010北海道労福協ビジョン(骨子)」(案)「制度・政策改善の取り組み」「労福協運動領域拡大の取り組み」などの‘08年度活動報告・決算報告・剰余金処分(案)を満場一致で承認しました。

続いて‘09年度の活動方針(案)・予算(案)の審議に入り、

1. 労働団体など加盟団体と連携を強め、勤労者の生涯福祉の実現と労働福祉事業団体の基盤強化。

2. 「北海道ライフサポートセンター」の活動による「支え合う基盤」の再構築(社会連帯=助け合い)と北海道労福協に求められる役割の強化と運動領域の拡大。

3. 「北海道ライフサポートセンター」地域サテライトの全道展開を目指す、地域に根ざした顔の見えるブロック労福協運動の強化。

4. 退職者と連携し、生涯福祉・生涯取引の継続、いきいき健康、生きがいづくり、NPO・ボランティア団体との連携。

5. 社会的公正の創造に向け、中央労福協、連合北海道と連携し、国・自治体へ制度・政策の改善要請。
を『活動の基本』とする方針(案)・予算(案)を満場一致で承認しました。

【主な活動】

◆「2010北海道労福協ビジョン」の策定
満50周年を迎える2014年をスタートとする北海道労福協の姿を予め想定し、その到達すべき課題と目標を定め、年次計画によって実現を図る「2010北海道労福協ビジョン(骨子)」(案)は、提案どおり承認されました。
今後は、各ブロック・加盟団体等で具体的な論議に入ります。
また、連合北海道は、「労働福祉対策特別委員会」を通じて各産別・地協での下部論議に入ることとなります。
「組織・財政検討委員会」はそれらをまとめて、来年2010年の定期総会で提案します。

◆「北海道ライフサポートセンター」の活動
全道展開に向けて「ライフサポートセンター検討委員会」と「組織・財政検討委員会」は、先行設置した4地域の検証を行いながら、2013年度までに全地域に設置することを確認しました。
各ブロック労福協は、なるべく早い時期に設置できるよう、条件整備を図る方向で検討に入ることとし、道労福協も協力やサポートをしていくこととします。

他にブロック労福協の運動強化や、労働福祉事業団体の取り組み等の方針を提案どおり承認し、午後2時40分に終了しました。

 


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