2008年6月20日
ブロック労福協運動の強化で「勤労者ライフサポートセンター」の設置推進を!!
第46回定期総会終了 |
北海道労福協「第46回定期総会」を5月30日(金)、午後1時より「ホテルポールスター札幌」で全道から88名の出席を得て開催しました。
開会にあたり渡部理事長から次のような挨拶がありました。
- 船水理事長からバトンをいただいて半年ほど経過したが、節目をつけた動きとしては「ライフサポートセンター検討委員会」と「組織・財政検討委員会」を設置させていただいた。
- 結論から先に申し上げるなら、この二つの組織がなすべきは、北海道における近年の労福協運動を根底から洗 い直し、今後も私たちにとって欠くべからざる組織と運動として残すために、「事業・組織・人材・資金」などの主要なエレメントを「選択と集中」というフィ ルターを通すことによって勤労者とその集団・福祉事業団体に対するより具体的な「利益・利便」が期待できる姿を追求することではないかと考えている。
- ここ数年のうちに、(1)組織と人材配置、(2)行動戦略、(3)資金配分、(4)連合北海道ならびに加 盟団体との戦略的提携・・・などについて、現状と想定される将来を底洗いするなかから、機能し成果を生み出せる労福協の姿を描き出したいと考えている。ご 参会の皆さん、関係組織の皆さんの幅広い論議と協力を要望しておきたい。
- 私たちには諸先輩が営々と築いてくれた、自助・共助による自主福祉事業という財産があり、不条理には断固 として闘うという労働運動が残されている。様々な課題はあるが、勇気と確信を改めて確認しあいながら、北海道労福協運動、なかんずく連合北海道、加盟組織 のさらなる発展のためにこの一年、力を合わせて前進したい。
その後、「割賦販売法改正の取り組み」「勤労者ライフサポートセンター・サテライトの先行設置」「組織・財政検討委員会報告」「制度・政策改善の取り組み」などの‘07年度活動報告・決算報告を満場一致で承認しました。
続いて‘08年度活動方針(案)・予算(案)の審議に入り、
- 労働団体など加盟団体との連携を強め、勤労者の生涯福祉の実現と労働福祉事業団体の基盤強化。
- 「勤労者ライフサポートセンター」の設置による「支え会う基盤」の再構築(社会連帯=助け合い)と北海道労福協に求められる役割の強化と運動領域の拡大。
- 「勤労者ライフサポートセンター・サテライト」のモデル的先行設置と全道展開をめざす、地域に根ざしたブロック労福協運動の強化。
- 退職者組織と連携し、生涯福祉・生涯取引継続、いきいき健康、生きがいづくり、NPO・ボランティア団体との連携。
- 社会的公正の創造に向け、中央労福協、連合北海道と連携し、国・自治体へ政策・制度改善。
を『活動の基本とする』方針(案)・予算(案)を満場一致で承認しました。
「勤労者ライフサポートセンター・サテライト」のモデル的先行設置地域は 道央:石狩ブロック(札幌市)、道南ブロック(函館市)、 道東:十勝ブロック(帯広市)、道北:上川ブロック(旭川市) の4地域を選定し、試行・準備期間を経て本年10月からスタートすることを 確認しました。 今後は先行設置地域の状況を「ライフサポートセンター推進委員会」で検証 しながら3年以内に結論を得て全道展開を目指すこととなります。 |
その後、「一部規約の改正」及び「新年度の役員」を選任し、午後2時30分終了しました。
尚、本定期総会をもって「鳥海副理事長」「大森理事」「佐藤理事」「入沢理事」「渡辺監事」が退任されました。
特に、「鳥海副理事長」は3年間にわたり事業推進本部長として、「植松理事」は企画委員として8年間ご尽力いただきました。
退任された理事・監事の皆様へ、在任中のご功績に対して心から感謝申し上げます。