2024年1月1日
2024年 年頭挨拶
北海道労働者福祉協議会 理事長 杉山 元
みなさん、新年あけましておめでとうございます。
2020年2月から感染拡大が広がり国民生活を一変させた新型コロナウイルスは、昨年5月8日に法的な位置付けが5類に移行となりました。約3年6ヶ月続いたコロナ禍は大きな節目を迎え、社会全体が動きだしたことから、景気の回復や好転を示す経済指標が報告されており、社会の活気を感じることが出来るようになりました。昨年12月に日銀札幌支店が公表した道内の企業短観では、7期連続の改善により2019年9月以来の水準に持ち直し、経済も日常もようやくコロナ前に戻りつつあることが報告されています。
一方、経済や社会活動の再開に伴い、道内における新型コロナウイルス感染症の状況は、11月中旬から再度感染の広がりを見せております。
コロナは終息したわけではなく、現実的脅威は続いております。日常からの自主的な管理・対策が基本となっておりますので、ポストコロナにおいてもこれまでのコロナ禍の経験を活かし、注意を怠ることなく取り組んでいただくことをお願いします。
また、長引くコロナ禍に加え、円安・物価高が相まって生活と暮らしに不安を感じられている方は少なくない状況が続いていると思います。私ども北海道労働者福祉協議会としても、今年も全ての働く者、生活者が「安心・安全」に暮らせる社会づくりをめざし、貧困や格差是正にしっかりと向き合い、中央労働者福祉協議会や加盟団体の皆さんなどと連携を深め、社会的セーフティネットの充実や政策制度の実現などに取り組んでまいる所存であります。
そのため、北海道労働者福祉協議会は、労働運動と労働者福祉事業がともに運動する主体としての関係を強化し、「すべての働く人・生活者の幸せと豊かさ」をめざし一丸となって取り組んでまいる決意でありますので、これまで以上に皆さまのお力をお寄せていただくことをお願い申し上げ、年頭のご挨拶といたします。