2022年1月1日
2022年 年頭挨拶
北海道労働者福祉協議会 理事長 出村 良平
新年明けましておめでとうございます。
日頃から北海道労福協の諸活動にご理解・ご協力いただき、ありがとうございます。
さて、北海道労福協は昨年、連合北海道や生協連の皆さん等と連携して「ほっかいどう若者応援プロジェクト」を取り組みました。この取り組みが実現できたのは、加盟団体をはじめとする多くの皆さんのご支援があったからであり、心より感謝申し上げます。
取り組みの過程で改めて明らかになったのは、学生の経済的困窮の姿であり、多くの学生が学費や生活費をアルバイトに大きく依存している実態でした。新型コロナウイルスの感染拡大は、とりわけ社会的に弱い立場にある人々ほど深刻な打撃を与えましたが、学生もまた然りであったわけです。学生の問題は親の問題でもあります。中央労福協は、昨年、第3期の奨学金・学費負担軽減の運動をスタートさせました。北海道労福協としても中央労福協と連携して取り組んでいきたいと考えます。
また、新型コロナウイルス感染拡大に対応して、勤労者の雇用の安定と生活支援のために北海道知事宛てに要請行動も実施致しました。政府や地方自治体も様々な施策を打ち出してきましたが、時限的・特例的なものが多く、根本的解決に至っていなのが現状です。引き続き、勤労者・生活者の雇用と生活のセーフティーネット充実を強く求めていきます。
私たち北海道労福協は、連帯・協同の力を結集し、「安心・共生の福祉社会」をめざして活動を続けてきています。そのため、今年もまた、労働運動と労働者福祉事業が「ともに運動する主体」として関係を強化し、志を同じくする多くの団体とも連携を深め、共助の輪を広げることにより、貧困を無くし、格差を是正することに力を注いでいきたいと決意しております。
結びに、今年こそは新型コロナウイルス感染症が終息することを祈念し、新年のご挨拶と致します。